わたしのレスキュー体験 その12
わたしのレスキュー体験>坂下 大輔
1本の電話 坂下 大輔
「納期に間に合うでしょうか・・・」
印刷業のNさんは大事な案件のデータ入稿が予定より大幅に遅れ、とにかく不安を感じてみえました。イベント用のパネル作成という事でイベントはもう明日に迫っていました。
ようやく入稿があったのは仕上がりリミットギリギリの時間。協力業者にも迅速に対応してもらい、仕上がったのは夜20時。
Nさんは仕上がったパネルを持ち、話をする間もなく大急ぎで納品へ。
納品が終わった頃にNさんに
「ありがとうございました。大丈夫でしたか?無事に間に合いましたか?」
という電話を入れさせて頂きました。
するとNさんは少し黙った後に
「お礼を言わなければいけないのはこちらなのにまさか今日そんな電話をもらえるなんて思ってなかったよ。散々無理を言って、仕事が終わってホッとしてやれやれと
思っていた自分が恥ずかしい。ありがとう、営業として勉強になったよ!」
と言って下さいました。
自分自身もそんなつもりで電話をしたつもりはなかったのですが、お互いに色んな事に気づいた夜でもありました。発注先と受注先というだけではなく、やはり仕事は人と人。
そんな気付きを今後も忘れずに対応していきます。
前のページへ← →次のページへ
私のレスキュー体験メニューへ

