わたしのレスキュー体験 その21
わたしのレスキュー体験>大口 史哲
ひと握りの気持ち 大口 史哲
これは私が、3月からの需要期に1週間程夜遅くまで残業をしていた時の出来事です。
その日も11時頃まで仕事をし、もう終わろうとしていました。その時に営業所のドアが開き、
「こんばんわぁ」と誰かが入ってみえました。
私も夜遅かった事もあり、びっくりしました。
「いつも遅くまで大変だね」との一言。
手には、おにぎりと味噌汁の差し入れが・・・
隣の飲食店を経営されるおばさんでした。
私も突然の事で「ありがとうございます」としか言えませんでしたが、とても暖かい気持ちを頂きました。
私の心残りはその後にきっちりとしたお礼ができなかった事です。
しかし、今でも私の心に残っております。人の気持ちの中に入り込むおばさんのひと握りのおにぎりが、心を暖かくさせてくれました。
私も人の記憶に残る行動・仕事ができればと、思います。
それは、人を思う気持ちがあればちょっとした事でもできる事だと感じました。
今、届くかは分かりませんが「おばさん、ありがとう。」
「いつまでも、お元気で。」
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