冊子印刷を注文しようとすると、「長辺綴じ」「短辺綴じ」という言葉を目にすることがあります。
しかし、
・長辺綴じと短辺綴じは何が違う?
・A4冊子ならどちらを選べばいい?
・横型の冊子は短辺綴じになる?
・中綴じでも短辺綴じにできる?
・自分で作ったPDFはどの向きにすればいい?
など、初めて冊子を作る方には少しわかりにくいポイントが存在します。
簡単にいうと、長辺綴じと短辺綴じの違いは「冊子のどの辺を綴じるか」です。
一般的な縦型のA4冊子なら、長い辺を綴じる「長辺綴じ」が基本です。一方、A4を横向きにした横型冊子では、短い辺を綴じる「短辺綴じ」がよく使われます。
この記事では、冊子印刷における長辺綴じ・短辺綴じの違いから、用途、データ作成時の注意点、横型冊子のメリットまで、印刷会社に注文する前に知っておきたいポイントをわかりやすく解説します。
1.長辺綴じ・短辺綴じとは?
まずは「長辺」「短辺」という言葉から確認してみましょう。
長方形の用紙には、長い辺と短い辺があります。
たとえばA4用紙は、210mm×297mmです。
この場合、
- 297mm側が「長辺」
- 210mm側が「短辺」
となります。
そして、このどちら側を綴じるかによって「長辺綴じ」と「短辺綴じ」に分かれます。
| 長辺綴じ | 用紙の長い辺(縦長の用紙なら左右)を綴じる方法 |
| 短辺綴じ | 用紙の短い辺(縦長の用紙なら上下)を綴じる方法 |

つまり、「長辺綴じ=縦型」「短辺綴じ=横型」と覚えるとわかりやすいでしょう。
ただし、厳密には「縦か横か」ではなく、あくまで仕上がった冊子のどの辺を綴じるかで決まります。
2.長辺綴じとは?一般的な縦型冊子に多い綴じ方
長辺綴じとは、仕上がった冊子の長い辺を綴じる方法です。
一般的なA4縦型の冊子をイメージするとわかりやすいでしょう。
本や一般的な冊子のように、左右方向にページをめくる形になります。
| 主な特徴 | |
|---|---|
| 読みやすさ | 文章が縦書きでも横書きでも、自然な流れで読み進められる |
| 汎用性 | 報告書、マニュアル、教科書、パンフレットなど幅広い用途に対応 |
| 印刷設定が安定 | 両面印刷でも裏表の向きが揃いやすく、トラブルが少ない |
長辺綴じが使われる主な冊子
- 会社案内
- 学校案内
- 商品カタログ
- パンフレット
- 業務マニュアル
- 報告書
- 会報
- 議案書
- 取扱説明書
- 同人誌
- 文集
など、文章を読むことが中心となる冊子では、長辺綴じが一般的です。
長辺綴じのメリット
長辺綴じの大きなメリットは、普段見慣れている本や冊子に近く、扱いやすいことです。
文章が多い資料でもページを自然にめくることができるため、読み物として使う冊子と相性が良いでしょう。
また、A4・A5・B5などの定型サイズでは、長辺綴じの冊子を扱っている印刷会社が多く、比較的注文しやすい仕様です。
3.短辺綴じとは?横型冊子でよく使われる綴じ方
短辺綴じとは、仕上がった冊子の短い辺を綴じる方法です。
A4を例にすると、横長の「A4横」の冊子では、210mm側が綴じる辺になります。
そのため、ページをめくると横長の画面が大きく開くような形になります。
印刷会社では「横綴じ」「横型冊子」「横長冊子」などの名称で案内されている場合もあります。実際に、横長の中綴じ冊子を「短辺綴じ」として商品化している印刷会社もあります。
| 主な特徴 | |
|---|---|
| 横型レイアウトに最適 | PowerPoint資料や横書きの図表が多い冊子に向いている |
| 視認性が高い | 横に広がるデザインが活かせる |
| 印象的な仕上がり | 一般的な縦型冊子とは異なるため、目を引くデザインに |
短辺綴じが向いている冊子
短辺綴じは、特に次のような冊子と相性が良いでしょう。
- 写真集
- 卒業アルバム
- 卒園・卒団文集
- 絵本
- 作品集
- ポートフォリオ
- 商品カタログ
- 製品紹介冊子
- プレゼン資料
- 企画書
- 横長の図表を多く掲載する資料
横方向に広い紙面を活かせるため、写真やイラスト、図表などを大きく見せたい場合に便利です。
短辺綴じの冊子は対応出来ない業者さんもある?
短辺綴じの冊子に関して、ネット印刷などでは「対応不可」としている場合もあります。
「縦向きも横向きも仕上がりサイズが一緒なら工程も価格も同じなんじゃないの?」
というお問い合わせも何度か頂きました。
実は短辺綴じの横型冊子は使用する用紙や対応できる印刷機が、一般的な長辺綴じの冊子と少し違うんです。ですので、短辺綴じは対応出来ない、としているネット印刷会社さんもいるんですね。
また、特に短辺綴じの中綴じ冊子に関してはA5サイズでの仕上がりは対応出来るけど、A4サイズは対応不可となっている場合が多く見られます。見積りの依頼や価格帯を確認する際には仕上がりのサイズを確認するようにしましょう。
レスキュープリント110番では、オンデマンド印刷機による長尺印刷にも対応しており、短辺綴じの横型冊子も問題なく作成可能です。
尚、商品一覧のページ内、冊子のコンテンツ内に横型冊子の詳細情報や価格表も掲載しています。是非こちらもご覧ください。
■対応可能サイズの一例
| A4縦型冊子(長辺綴じ) | A4横型冊子(短辺綴じ) | B5縦型冊子(長辺綴じ) |
| B5横型冊子(短辺綴じ) | A5縦型冊子(長辺綴じ) | A5横型冊子(短辺綴じ) |
4.短辺綴じの横型冊子にはどんなメリットがある?
横型冊子の大きなメリットは、横方向の広いスペースを活用できることです。
たとえば、横長の商品写真や複数の商品を並べたレイアウトでは、縦型よりもデザインしやすい場合があります。
写真を大きく見せられる
風景写真や集合写真、商品写真など、横長の画像を紙面いっぱいに配置できます。
卒業アルバムや作品集など、写真を中心に見せたい冊子にも適しています。
図表やグラフを配置しやすい
横方向に長い表やグラフ、比較表などもレイアウトしやすくなります。
プレゼン資料や企画書、製品資料など、横長の情報を1ページにまとめたい場合にも便利です。
一般的な冊子と違う印象を作れる
A4縦の冊子と比べると、A4横の冊子は見た目にも違いがあります。
そのため、商品カタログや作品集などで、冊子そのもののデザイン性を重視したい場合にも活用できます。
5.短辺綴じの冊子の用途~綴じ方で変わる冊子の印象~
レスキュープリント110番では、横型の短辺綴じ冊子を活用したお客様の案件も多数実績があります。
●保育園の文集・写真アルバム
横長の構図が活かされ、子どもたちの表情がより鮮明に。
●製品カタログ
横型レイアウトでスペック表や写真が見やすく、営業ツールとして好評。
●絵本制作
短辺綴じでページをめくる楽しさを演出。子どもたちの目線に合わせたデザインが可能。
こうした案件からも、綴じ方の選択が冊子の印象や使い勝手に大きく影響することがわかります。
長辺綴じ・短辺綴じに関するよくある質問
Q1.長辺綴じと短辺綴じの違いは何ですか?
綴じる辺の違いです。
長辺綴じは用紙の長い辺を綴じ、短辺綴じは用紙の短い辺を綴じます。
一般的なA4縦冊子なら長辺綴じ、A4横冊子なら短辺綴じになるケースが多くあります。
Q2.A4横の冊子は短辺綴じですか?
一般的なA4横型冊子では、短い辺を綴じるため短辺綴じとなります。
ただし、注文時は「A4横」「短辺綴じ」など、仕上がりサイズと綴じ方向を明確に指定するのがおすすめです。
Q3.短辺綴じは横型冊子のことですか?
一般的には横型冊子で短辺綴じが使われることが多いですが、厳密には同じ意味ではありません。
「短辺綴じ」は綴じる辺を表す言葉で、「横型」は冊子の仕上がり形状を表す言葉です。
Q4.短辺綴じの中綴じ冊子は作れますか?
はい、対応している印刷会社であれば可能です。
A4横、A5横、B5横などの横型中綴じ冊子を扱っている印刷会社もあります。
Q5.長辺綴じと短辺綴じで料金は変わりますか?
印刷会社や仕様によって異なります。
使用する用紙や印刷・製本工程、対応する機械などによって価格や納期が変わる場合があります。実際に、長辺綴じと短辺綴じで価格・納期が異なると案内しているサービスもあります。
Q6.どちらの綴じ方を選べばいいかわかりません。
まずは、
「縦型にしたいか、横型にしたいか」
を考えてみましょう。
そのうえで、
- 文章が多い → 縦型・長辺綴じ
- 横長の写真を大きく見せたい → 横型・短辺綴じ
- 横長の図表を多く使う → 横型・短辺綴じ
- 一般的な冊子にしたい → 縦型・長辺綴じ
を目安にすると選びやすくなります。
もちろん、用途によって最適な仕様は変わりますので、迷った場合は印刷会社に相談してみると安心です。
レスキュープリント110番なら短辺綴じの横型冊子もご相談いただけます
レスキュープリント110番では、長辺綴じ・短辺綴じの冊子印刷に対応しています。
一般的なA4・A5・B5などの定型サイズだけでなく、横型冊子や変形サイズについてもご相談いただけます。
たとえば、
- A4横の中綴じ冊子を作りたい
- A5横の作品集を作りたい
- 横長の写真を活かした冊子にしたい
- PowerPointで作った資料を横型冊子にしたい
- 短辺綴じにしたいけれど、どのサイズが対応可能かわからない
- 中綴じと無線綴じのどちらがよいかわからない
といったご相談にも対応しています。
「ネット印刷に注文したいけれど、仕様がよくわからない」という方も、まずはご相談ください。
レスキュープリント110番は、相談できるネット印刷です。
冊子の用途やページ数、仕上がりサイズ、綴じ方などをお聞きしたうえで、印刷・製本の仕様をご案内します。
横型冊子・短辺綴じ冊子について詳しくはこちら
長辺綴じと短辺綴じの違いは、冊子の長い辺を綴じるか、短い辺を綴じるかです。
- 長辺綴じ=長い辺を綴じる
- 短辺綴じ=短い辺を綴じる
- 一般的な縦型冊子は長辺綴じが多い
- 横型冊子では短辺綴じがよく使われる
- 短辺綴じは写真・イラスト・横長の図表を活かしやすい
- 印刷会社によって対応サイズや価格、納期が異なる場合がある
- 綴じ方に迷ったら、用途・仕上がりサイズ・ページ数を伝えて相談すると安心
冊子を作るときは、単に「A4」「B5」とサイズだけを決めるのではなく、縦型・横型、長辺綴じ・短辺綴じ、そして中綴じ・無線綴じなどの製本方法まで考えることで、より使いやすい冊子に仕上げることができます。
「どの綴じ方が合っているかわからない」という場合も、ぜひお気軽にご相談ください。
冊子の用途やデザインに合わせて、最適な仕様を一緒に考えます。
冊子印刷のご相談は、レスキュープリント110番へ。
店舗でのお引き取りや打ち合わせも可能です
レスキュープリントは岐阜県(岐阜市)と愛知県(名古屋市・一宮市)で合計3店舗を展開しています。東海地区のお客様に関しては店頭にて直接スタッフとご相談、打ち合わせが可能です。最寄りの店舗へお電話頂き、ご来店頂く日時をお伝えいただければスタッフが対応いたします。
尚、配送による全国対応も可能です。お気軽にお問い合わせください。

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Profile:
坂下大輔
コピンピア一筋21年。会社随一のアイデアと閃きで、社内外に向けたいくつもの企画を成功に導き社長賞を何度も受賞。知識よりも感覚で仕事をするのが好きで、簡単なデザインならデザイナーに依頼せずに自分で作成してしまうことも。社員旅行では宴会ではしゃぎ過ぎる一面も持ちながら、息子の影響でFC岐阜とお寺巡りにはまっている。日本酒が大好きなのに焼酎が飲めないという変わったお酒好き。


