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教材印刷・テキスト印刷における製本方法の重要性

教材印刷やテキスト印刷を行う際、内容やレイアウトと同じくらい重要なのが「綴じ加工(製本方法)」の選択です。綴じ方によって冊子の開きやすさ、耐久性、見た目の印象が大きく変わるため、用途に応じた選び方が求められます。

教育用冊子や学習教材は、長時間使用されることが多く、読みやすさや保存性が重視されます。また、企業研修用のテキストでは、書き込みや持ち運びやすさも重要な要素です。

今回は、教材・テキスト印刷におすすめの綴じ加工を詳しく解説し、用途別の選び方や実際の活用事例、印刷製本時の注意点などを紹介します。

教材印刷・テキスト印刷の製本方法の種類

教育機関や学習塾、企業研修では、教材やテキストの印刷製本(教材印刷・テキスト印刷・教材製本)は、学習効果やコストに直結する重要な要素です。教材の製本方法(無線綴じ・中綴じ・平綴じなど)は、単なる製本手段ではなく、使いやすさ・耐久性・コスト・デザイン性・保管性といった要素を左右します。

製本方法特徴・構造メリットデメリット主な用途・適用例
無線綴じ背を糊で固め、表紙でくるむ背表紙あり・高耐久・多ページ対応・高級感開きにくい・コストやや高・薄冊子は不向き教科書・問題集・参考書・長期保存教材
中綴じ二つ折り中央を針金で留める開きやすい・低コスト・短納期・軽量ページ数制限・背表紙なし・耐久性やや低薄いテキスト・パンフ・解答冊子
平綴じノドから5mm程度内側を針金で留める手軽・低コスト・短納期・大量生産向き開きにくい・耐久性低い・高級感に欠ける配布資料・社内資料・教科書

この表は、教材印刷・テキスト印刷・冊子印刷の現場でよく使われる綴じ加工の主な特徴をまとめたものです。各方式の詳細は後述しますが、用途・ページ数・コスト・耐久性・開きやすさなど、選択時の判断基準を明確にすることが重要です。

無線綴じ製本(くるみ製本)の特徴と教材への適用

無線綴じは、教材印刷・テキスト印刷の主流であり、特に「長期保存」「多ページ」「高級感」「背表紙管理」を重視する場合に最適な綴じ加工です。

無線綴じ製本の構造と特徴

無線綴じ製本は、本文の背を糊で固め、表紙でくるむ製本方法です。針金や糸を使わず、背表紙ができるのが最大の特徴で、書籍や教科書、問題集など「本らしい」仕上がりになります。

無線綴じ製本の特徴は以下の通り。

ページ数が多い冊子に対応:数十~数百ページまで対応可能となるため。厚みのある教材や参考書に最適。また、目次を作成する事でページ番号と連動した冊子校正が可能です。

・背表紙にタイトル印字が可能:厚みのある無線綴じ製本は、背文字を入れる事が出来るので、難題別や教科別に本棚での識別・整理が容易となり、耐久性も高い製本になるため、長期保存や管理に便利です。

・高級感・耐久性がある:しっかりとした仕上がりで、テキストや問題集など繰り返し使用しやすい教材にも適しています。

無線綴じ製本のメリット・デメリット

メリットデメリット
ページ数の多い教材・テキスト印刷に最適開きやすさは中綴じに劣る(特にノド部分)
背表紙があるため、保管・管理がしやすい薄い冊子には不向き(背幅が出ない)
高級感があり、ブランドイメージ向上にも寄与中綴じよりコスト・納期がやや増加
長期保存・繰り返し使用に耐える完全にフラットには開かないため、見開きには注意※
ページごとに用紙や色を変えることも可能

開きやすさを向上させる技術(PUR製本)

無線綴じ製本の「開きにくさ」は、PUR製本という方法で大幅に改善できます。PUR(ポリウレタン系)接着剤は、従来のホットメルトより柔軟性が高く、ノド元までしっかり開くのが特徴です。耐久性も高く、長期間の使用や繰り返しの開閉にも強いので、学習教材やガイドブック、手帳などに最適です。

ただし、PUR製本は通常の無線綴じ製本に比べてコストも納期もかかりますので、事前にスタッフへの相談が必要になります。

中綴じ製本の特徴と教材への適用

中綴じは、教材印刷・テキスト印刷において「開きやすさ」「低コスト」「短納期」「薄冊子対応」を重視する場合に最適な綴じ加工です。

中綴じ製本の構造と特徴

中綴じ製本は、印刷した用紙を二つ折りにし、中央(背)を針金(ホチキス)や糸で留める製本方法です。ページを180度フラットに開けるのが最大の特徴で、薄い冊子やパンフレット、解答冊子などに多用されます。

中綴じ製本の特徴は以下の通り。

圧倒的な開きやすさ:中綴じ冊子の最大の特徴はノド元までしっかり開く事が出来るという点。書き込みのしやすさや、重要な部分のコピーがしやすい形状になります。

低コスト・短納期:前述の無線綴じ製本に比べて製本工程がシンプルとなり、殆どの場合オンデマンド印刷機のインラインで製本工程が完了します。よって少部数・短納期に対応可能となり、急ぎの場合や急な増刷にも対応出来ます。

・軽量・持ち運びやすい:ページ数にもよりますが一般的に中綴じ冊子は最大でも40ページ程になりますので、ページ数の多くなる無線綴じ冊子よりも軽量になる事が多くなります。

中綴じ製本のメリット・デメリット

メリットデメリット
ページを完全に開ける(180度フラット)ページ数に制限(一般的に8~48ページ、最大でも60ページ程度)
コストが安く、短納期で製本可能背表紙がないため、棚での管理やタイトル表示ができない
ページ数が少なくても対応できる耐久性は無線綴じに劣る
軽量で持ち運びやすいページ数は4の倍数で設計が必要
見開きやイラスト・図表の多い教材に最適ページ数が多いと「クリープ現象」(中央ページが小口側にずれる)が発生

平綴じ・平ホチキスの用途とコスト効果

平綴じは、教材印刷・テキスト印刷において「コスト」「耐久性」「大量生産」「短納期」を重視する場合に最適な綴じ加工です。

平綴じの構造と特徴

平綴じは、用紙のノドから5mm程度内側を針金(ホチキス)で留めるシンプルな製本方法です。大量生産・短納期・低コストが特徴で、配布資料や社内資料、簡易的なテキスト・アンケート用紙などに多用されています。

平綴じ製本の特徴は以下の通り。

構造がシンプル:中綴じの製本のようにページ割を考える必要が無く、作成した資料を単純に表裏で印刷する方法になりますので、ホチキス止めを行う綴じ側の余白さえ気を付ければ簡易に作成が出来ます。

大量印刷・大量製本に向く:製本工程が少なく、簡易な製本形態として急ぎで沢山の資料を作成したい場合などにおススメです。

・コストパフォーマンスが高い:製本の工程が殆どないため安価に作成する事が出来ます。

平綴じ製本のメリット・デメリット

メリットデメリット
意外と高い耐久性(針金でしっかり固定)ページの開きが悪く、ノド部分が見えづらい
製作コストが安く、短納期再編集やページ差し替えが困難
大量生産に適している高級感にはやや欠ける

教材・テキストの製本についてのよくある質問

最後にまとめとなりますが、教材・テキストの製本について、Q&A方式でご紹介させて頂きます。

Q1. 教材印刷に最も適した綴じ加工はどれですか?
教材の使用期間やページ数によって異なりますが、20〜40ページ程度の教材には中綴じ、40ページ以上のテキストには無線綴じがよく選ばれます。長期使用や保存性を重視する場合は無線綴じがおすすめです。
Q2. 中綴じと無線綴じの違いは何ですか?
中綴じは用紙を二つ折りにして中央を針金で留める方法で、開きやすくコストも低めです。無線綴じは糊で背表紙に接着する方法で、ページ数が多くても安定し、長期保存に向いています。
Q3. 教材印刷で使われる用紙の種類は?
表紙には光沢のあるコート紙や厚紙が使われることが多く、本文にはマットコート紙や上質紙が選ばれます。読みやすさや筆記性を重視する場合は上質紙がおすすめです。
Q4. 冊子印刷のコストを抑えるにはどうすればいいですか?
ページ数を40ページ以内に抑えて中綴じを選ぶと、印刷製本のコストを抑えられます。また、用紙の厚さやカラーとモノクロの変更、加工オプション(PP加工など)を見直すことも有効です。
Q5. 教材印刷を外注する際のチェックポイントは?
綴じ加工の種類、用紙の選定、納期、部数、データ形式(PDF推奨)などを事前に確認しましょう。印刷会社に相談する際は、教材の使用目的を明確に伝えるとスムーズです。また、ネット印刷でも作成可能ですが、実店舗にて打ち合わせすると、より理想に近い冊子を作成する事が出来ます。

教材・テキスト印刷のご相談はレスキュープリント110番へ

レスキュープリント110番では、ページ数や仕様用途に応じて製本方法や用紙をご提案しています。また、出来上がったテキストのデータに後からページ番号を入れる事も可能です。

「オリジナルのテキストを小部数だけ作成したい」生徒のレベルに合わせて少量のテキストを随時作成したい」など、些細なことでもお気軽にご相談ください。印刷のプロが、あなたの冊子制作を全力でサポートいたします。

教材印刷・テキスト印刷における綴じ加工の選択は、使いやすさ・耐久性・コストのバランスを見極めることが重要です。

印刷のことなら、レスキュープリント110番にお任せください。あなたの「伝えたい」を、最適なかたちでカタチにします。

レスキュープリントは岐阜県(岐阜市)と愛知県(名古屋市・一宮市)で合計3店舗を展開しています。東海地区のお客様に関しては店頭にて直接スタッフとご相談、打ち合わせが可能です。最寄りの店舗へお電話頂き、ご来店頂く日時をお伝えいただければスタッフが対応いたします。

尚、配送による全国対応も可能です。お気軽にお問い合わせください。


Profile:

坂下大輔 
コピンピア一筋21年。会社随一のアイデアと閃きで、社内外に向けたいくつもの企画を成功に導き社長賞を何度も受賞。知識よりも感覚で仕事をするのが好きで、簡単なデザインならデザイナーに依頼せずに自分で作成してしまうことも。社員旅行では宴会ではしゃぎ過ぎる一面も持ちながら、息子の影響でFC岐阜とお寺巡りにはまっている。日本酒が大好きなのに焼酎が飲めないという変わったお酒好き。

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