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屋外で使用する「横断幕(おうだんまく)」。建物の外に吊り下げる「懸垂幕(けんすいまく)」。いずれの場合も防水性や耐久性が求められることが多くなります。

「祝 ○○高校○○部 全国大会出場」といった幕は恐らくどなたも見た事があるのではないでしょうか。

または建物の側面の装置についているイベントの告知などの大型幕も目にする事があります。

見た事はあるんだけど、あれってどんな素材で作れられているの?

今回はそんな疑問を解消するために、素材や価格について色々とお話させて頂きます。

横断幕に使用する素材・生地とは?

屋外に掲示する横断幕や懸垂幕を作成する場合、防水性や耐久性といったものが求められるケースがあります。また、持ち運びの容易さや、取り付けた際の重量などの面も考慮しなくてはいけません。ここでは2種の素材(生地)について説明をさせて頂きます。

①ターポリン

ターポリンとはポリエステル繊維の生地を合成樹脂フィルムで挟んだ、ビニール系の素材で屋外使用に最適なテント地風のシートです。
丈夫で長持ちすることから、長期間使用される方が多くいらっしゃいます。

生地の厚みがあり、折り畳んでの保存や持ち運びには不向きとなり、基本的には丸めての保管や持ち運びとなります。

②トロマット

厚手の布(ポリエステル)なので、屋内で利用されることの多いトロマット。ターポリンと比較すると、軽く、小さく折りたたむことができ、持ち運びにも便利な手軽な商品です。

それではそれぞれの生地のメリットやデメリットを見てみましょう。

ターポリンは先ほども記載した通り、生地に厚みがあり耐久性がある素材となります。常設の横断幕や屋外への設置に向いており、看板のような使い方から、店頭幕、スポーツの応援などで使用する横断幕や建物に設置する懸垂幕などの作成に向いている素材となります。丈夫である反面、素材自体に厚みや重量があり、重量に関しては1㎡あたり約400gという重さになりますので、1000mm×5000mmの横断幕を作成した場合には2kgを超える重量となります。生地の性質上、風を通さないものになりますので、強風が当たる場所への設置の際には、取付方法についても検討が必要になります。

対してトロマットはポリエステルと主とした布素材となります。薄くしなやかな素材ですので、ターポリンと違い、折り畳んでの持ち運びが可能です。また、ターポリンと比較すると1㎡あたりの重さは約160gとなり、ターポリンの半分以下の重さで取り扱いやすい生地と言う事が出来ます。ターポリンも折り畳みが出来ないわけではありませんが、しわが残ってしまったり、インク面が割れてしまう事がありますので、基本的にはロール状に巻いての持ち運びが基本となります。

トロマットは折りたたみ可能
ターポリンはロール状に巻いて保管

耐久性に関してはターポリンの方がありますが、トロマットも決して耐久性が悪いわけではありませんが、一般的に屋外への常設の幕として使用されるというよりは、店舗内や屋内のイベントでの幕やタペストリーなどに使用されます。

簡単にまとめると以下の通り。

ターポリンのメリット・デメリット

メリットデメリット
耐久性に優れている(耐用年数は2~4年)※生地に厚みがあり、重量がある(400g程/㎡)
防水性もあり、多少の汚れは拭き取れる風の影響を受けやすい。
発色が良く、デザインの再現性が高い折り畳んでの持ち運びが出来ない
※耐用年数は日照条件や設置条件により異なります。

トロマットのメリット・デメリット

メリットデメリット
軽く持ち運びしやすい(160g程/㎡)屋外での使用の場合、雨などが染み込む
折り畳んでコンパクトに収納できる屋外での耐久性は3か月~半年※
タペストリーやテーブルクロスも作成可汚れが落ちにくい
※耐用年数は日照条件や設置条件により異なります。

どちらの素材の方が良いという事はなく、使用用途などに応じて素材を選んでいくといいでしょう。

また、レスキュープリントの布メディアは(公財)日本防炎協会に認定された防炎対応品を各種取り揃えております。(一部除外品あり)あらゆるシーンで安心してご使用頂けます。

横断幕・懸垂幕の加工方法について

横断幕は取付に関して加工が必要になる場合があります。代表的な加工の一つに「ハトメ加工」という加工方法があります。

ハトメ加工とは、布やシートの端部に金属製のリング(ハトメ)を取り付けることで、ロープやフック、結束バンドなどを通しやすくし、設置や固定を容易にする加工方法です。
ハトメは周囲を補強することで、引っ張りや摩擦による破れを防ぎ、屋外使用や長期掲示にも適しています。
一般的には、四隅や一定間隔でハトメを取り付けることで、均等なテンションを保ち、美しい仕上がりが得られます。

ハトメ加工

対して、懸垂幕やタペストリーのように縦に吊り下げる場合は、生地を折り返して袋状に縫製をし、その中に棒などを通す「袋加工」という方法も使われます。

袋加工とは、布の端部を折り返して縫製し、筒状の「袋(スリーブ)」を作る加工方法です。
この袋部分に棒やパイプを通すことで、垂れ幕やバナーをしっかりと吊るすことができ、見た目もすっきりとした印象になります。
ハトメ加工と比べて、より柔らかく自然な仕上がりとなり、屋内展示やイベント装飾などにも適しています。

棒袋加工

ハトメ加工の位置や数、袋加工の袋の大きさなど、御希望がある場合にはスタッフにご相談ください。

横断幕・懸垂幕の入稿データについて

横断幕を自作する場合に必要になるのは印刷用データです。

基本的には「Adobe illustrator」というソフトを使用してaiデータでの入稿が必須とされます。

ただ、こちらのソフトに関して、一般の方が持っている、という事は少ないかと思います。

では最近はやりの無料デザインツール「Canva」はどうでしょうか。

Canvaで横断幕のデータを作成する場合、サイズに関して制限があり、長い横断幕を作成しようとした場合、横の長さは約2mまで(高さを85cmと設定した場合)となりますので、それ以上のサイズのデータは作成出来ないという事になります。

しかし、縦横の比率が正しいものであれば、例えば1000mm×4000mmの横断幕を作成したい場合には、500mm×2000mmのカスタムサイズで作成すれば、拡大して印刷する事が可能という事になります。

注意点としては文字などのテキストデータは拡大しても粗くなるような事がありませんが、配置した画像やイラストに関しては拡大した時に粗くなってしまう可能性があります。縦横比を確認の上、作成したいサイズに最大で近くなるサイズを選択するようにしましょう。

ただし!!

これは有料版のCanvaである事が条件となります。

その理由は「ダウンロードの際のカラープロファイルの選択」にあります。

無料版では印刷用のPDFデータでダウンロードする際、カラープロファイルは「RGB」しか選択する事が出来ません。有料版では「CMYK」でのダウンロードが可能です。

インクジェット出力の場合、カラープロファイルは「CMYK」であることが条件となります。RGBで作成されたデータを印刷する事も可能ですが、PCなどで見ている色と大幅に変わってしまう恐れがあります。

「RGB」と「CMYK」については以下のコラムをご参照ください。

いろいろと試してみたけど、やっぱりデータ作成は難しそうだな・・・・という方のためにレスキュープリントではデザインから印刷まで一括でご発注頂けるように「レスキューデザイン」というサービスも行っております。

印刷代にプラスしてデザイン費も発生してしまいますが、プロのデザイナーが思い通りのデザインを作成出来ますので、お困りの場合はご相談ください。

横断幕・懸垂幕の参考価格について

インクジェット出力機を使用して横断幕や懸垂幕を作成する場合、金額は色数などではなく、サイズによって決まってきます。

レスキュープリント110番で作成する場合の、一般的なサイズでの参考価格は以下の通り。

縦サイズ\横サイズ

~120cm~180cm~240cm~300cm~360cm~420cm~480cm~540cm
~60cm8,800円10,560円13,970円17,490円21,010円24,420円27,940円31,460円
~90cm10,560円15,730円18,370円22,880円25,520円29,810円33,990円38,280円
~120cm11,330円17,050円22,660円28,380円33,990円36,630円41,910円47,080円
~150cm14,190円21,340円28,380円35,420円39,270円45,760円52,360円56,870円
~180cm17,050円25,520円33,990円39,270円47,080円54,890円60,720円68,310円
~210cm19,910円29,810円36,630円45,760円54,890円61,930円67,100円75,570円
~240cm22,660円33,990円41,910円52,360円60,720円67,100円76,670円86,350円
金額は税込み価格です

もちろん上記のサイズ以外でも対応は可能となりますが、非常に大きな幅の物についてはサイズによっては繋ぎ加工での対応となりますので、ご希望のオーダーサイズをスタッフにお問い合わせください。尚、特殊な加工についても別途加工費が発生する場合があります。

また、上記の価格は1枚単価となります。同デザインで複数枚作成する場合は単価も下がってきますので、そちらについては別途御見積をさせて頂きます。

発送を御希望の場合には上記価格に別途送料が発生いたします。

レスキュープリントは岐阜県(岐阜市)と愛知県(名古屋市・一宮市)で合計3店舗を展開しています。東海地区のお客様に関しては店頭にて直接スタッフとご相談、打ち合わせが可能です。最寄りの店舗へお電話頂き、ご来店頂く日時をお伝えいただければスタッフが対応いたします。

尚、配送による全国対応も可能です。お気軽にお問い合わせください。


Profile:

坂下大輔 
コピンピア一筋21年。会社随一のアイデアと閃きで、社内外に向けたいくつもの企画を成功に導き社長賞を何度も受賞。知識よりも感覚で仕事をするのが好きで、簡単なデザインならデザイナーに依頼せずに自分で作成してしまうことも。社員旅行では宴会ではしゃぎ過ぎる一面も持ちながら、息子の影響でFC岐阜とお寺巡りにはまっている。日本酒が大好きなのに焼酎が飲めないという変わったお酒好き。

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