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セミナーや講演会、社内研修、学校の授業など、さまざまな場面で活躍する「レジュメ」。

話し手の意図を補足し、聞き手の理解を助ける重要な資料です。しかし、いざ印刷となると「文字が切れてしまった」「色がくすんで見える」「紙質が安っぽくて印象が悪い」など、思わぬトラブルに見舞われることも少なくありません。

そこで今回は、オンデマンド印刷を活用してレジュメを作成する際に押さえておきたい注意点や、PowerPointでデータを作成する際のコツ、そしてオンデマンド印刷ならではのメリットについて、わかりやすくご紹介します。

そもそも「オンデマンド印刷」とは?

オンデマンド印刷とは、必要な部数を必要なタイミングで印刷できるデジタル印刷方式のこと。従来のオフセット印刷のように版を作る必要がなく、少部数でもスピーディーに対応できるのが特徴です。

レジュメ印刷においては、以下のような点でオンデマンド印刷が特に適しています:

・少部数でもコストを抑えられる
・修正や再印刷がしやすい
・短納期でも対応可能
・用紙や加工の選択肢が豊富

つまり、急なセミナー開催や内容変更にも柔軟に対応できる、現代のレジュメ印刷にぴったりの方法なのです。

PowerPointでレジュメを作成する際の注意点

レジュメのデータ作成にはPowerPointを使う方が多いですが、印刷を前提にする場合はいくつかのポイントに注意が必要です。

スライドサイズの設定

PowerPointの初期設定では「画面表示(16:9)」になっていることが多いですが、印刷には「A4サイズ(210mm × 297mm)」が一般的です。印刷会社に入稿する前に、必ずスライドサイズをA4に変更しましょう。

設定方法:A4でレジュメを作成する場合
「デザイン」→「スライドのサイズ」→「ユーザー設定のスライドサイズ」→「A4」を選択

余白の確保

端まで文字や図を配置すると、印刷時に切れてしまう可能性があります。安全領域として、上下左右に10mm程度の余白を設けるのが理想です。

フォントの選定と埋め込み

特殊なフォントを使用すると、印刷会社の環境で正しく表示されないことがあります。なるべく標準フォント(例:游ゴシック、MS明朝など)を使用し、必要に応じてフォントを埋め込んでおきましょう。

フォント埋め込み方法:
「ファイル」→「オプション」→「保存」→「ファイルにフォントを埋め込む」にチェック

配色と視認性と画像の解像度

画面上では鮮やかに見える色も、印刷するとくすんでしまうことがあります。特に背景色と文字色のコントラストには注意し、白地に黒文字など、視認性の高い配色を心がけましょう。

また、画像を使用する場合は、解像度が低いと印刷時にぼやけてしまいます。推奨は300dpi以上。Web用画像ではなく、印刷用の高解像度画像を使用しましょう。

レジュメ印刷でよくある失敗とその回避法

オンデマンド印刷を利用する際にも、以下のような失敗例が見られます。事前にチェックしておくことで、安心して印刷を進める事が出来ます。

失敗例原因回避方法
文字が切れている余白が足りない安全領域を確保する(上下左右10mm)
色がくすんで見えるRGBカラーで作成CMYKカラーで作成、または印刷会社に確認
フォントが変わってしまうフォント未埋め込み標準フォントを使用し、埋め込み設定を行う
画像がぼやけている解像度不足300dpi以上の画像を使用
印刷サイズが合わないスライドサイズが16:9A4サイズに設定変更

レジュメ印刷に適した製本方法は?

作成したレジュメを冊子として製本するには主に以下の方法が挙げられます。

中綴じ冊子でのレジュメ印刷

中綴じ冊子は「用紙を重ねて見開きページの真ん中の2ヶ所をホチキスで留める二つ折り冊子」です。

ページ数の合計が表紙も含めて4の倍数になるという条件で作成可能な製本形式となります。

ページ数が40頁程度までのレジュメであればこちらの形式で作成する事で、比較的しっかりとした資料の冊子を作成する事が出来ます。

平綴じ冊子でのレジュメ印刷

平綴じとは印刷された用紙を重ねて端をホチキスで止める形の製本方式となります。

中綴じ冊子や無線綴じ冊子に比べて簡易的な冊子製本となりますので、多くのページ数を必要としないレジュメや資料などに用いられる事が多くなります。

ホチキスの部分から用紙が破れやすくなるため、長期で保存するような用途には向いていません。

オンデマンド印刷のメリットを最大限に活かすには?

オンデマンド印刷の魅力は、柔軟性とスピードにあります。以下のような工夫をすることで、より効果的なレジュメ印刷が可能になります。

少部数でも高品質

10部、20部といった少部数でも、オフセット印刷に劣らない品質で仕上がるのがオンデマンド印刷の強み。無駄な在庫を抱えることなく、必要な分だけ印刷できます。

バリアブル印刷で個別対応

参加者ごとに名前入りのレジュメを作成するなど、可変データにも対応可能。セミナーや研修の満足度を高める工夫として活用できます。

◆用紙や加工の選択肢が豊富

マット紙、上質紙、再生紙など、用途に応じた用紙選びが可能。さらに、表紙だけ厚紙にするなど、細かな加工もオンデマンド印刷なら柔軟に対応できます。

レジュメ印刷は「準備8割、印刷2割」

レジュメ印刷は、単なる「紙に出力する作業」ではありません。聞き手にとってわかりやすく、印象に残る資料を届けるためには、データ作成の段階から丁寧な準備が必要です。

オンデマンド印刷を活用すれば、少部数でも高品質な仕上がりが可能で、急な変更にも柔軟に対応できます。PowerPointでのデータ作成時には、サイズ設定や余白、フォント、配色などに注意し、印刷会社との連携をしっかり取ることで、失敗のないレジュメ印刷が実現できます。

次回のセミナーや研修では、ぜひオンデマンド印刷の力を活かして、伝わるレジュメを作ってみてください。

レスキュープリントは岐阜県(岐阜市)と愛知県(名古屋市・一宮市)で合計3店舗を展開しています。東海地区のお客様に関しては店頭にて直接スタッフとご相談、打ち合わせが可能です。最寄りの店舗へお電話頂き、ご来店頂く日時をお伝えいただければスタッフが対応いたします。

もちろん発送による全国配送の対応も可能です。発送については基本的にヤマト運輸様での発送対応となります。


Profile:

坂下大輔 
コピンピア一筋21年。会社随一のアイデアと閃きで、社内外に向けたいくつもの企画を成功に導き社長賞を何度も受賞。知識よりも感覚で仕事をするのが好きで、簡単なデザインならデザイナーに依頼せずに自分で作成してしまうことも。社員旅行では宴会ではしゃぎ過ぎる一面も持ちながら、息子の影響でFC岐阜とお寺巡りにはまっている。日本酒が大好きなのに焼酎が飲めないという変わったお酒好き。

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