
イベントの告知用に、飲食店の店頭に、屋外イベントに、あるいは選挙活動に。ポスターは意外に屋外で使用されるシーンが多くなります。
その時に気になるのが「天気」。
「雨が降ってポスターが破れてしまわないか・・・」
そんな心配を抱える方も非常に多いと思います。
レスキュープリントは冊子商品(中綴じ冊子や無線綴じ冊子)を得意としていますが、意外と知られていませんが大型のプリントも実は得意なんです。
大きなポスターも1枚から印刷可能となっており、この悩みを解決する「屋外用ポスター」も、もちろん1枚から作成可能なんです。
今回はそんな「屋外用ポスター」についてご紹介させて頂きます。
ポスター印刷の用紙の種類
インクジェット出力機でのポスター印刷はインクジェット出力機対応の用紙での印刷が基本となります。何千枚と多くのポスターをオフセット印刷で行う場合には用紙の種類も豊富となりますが今回は小ロットでのポスター印刷の場合に使用する用紙について説明をさせて頂きます。
厚手マット紙
厚手マット紙はレスキュープリントの取り扱うポスター用紙の中で比較的安価なポスター用紙となります。安価ではありますが、厚みもあり、用紙にコシがあるので式次第や学会発表用のポスターなどに使用されています。サラッとした手触りで用紙自体に光沢が無い用紙になりますので、イラストや写真を綺麗に印刷したいという用途には若干不向きな用紙になります。
光沢紙(フォト用紙)
用紙自体に艶があり、発色性も優れている用紙になり、
「ポスター」という商品としては最もポピュラーな用紙ともいえます。写真やイラストを綺麗に印刷したいという目的であればこちらの用紙になります。
写真からもわかるように室内で使用した場合照明の光を反射するほど光沢感がある用紙です。
目立たせたいポスターでの使用であれば反射も含めて目を引くポスターとなりますが、どうしても読んで欲しい文字などを載せる場合には光沢が邪魔になってしまう事もあります。
半光沢紙(サテンフォト用紙)
用途としては光沢紙と同じく、写真やイラストを綺麗に印刷する際に使用される用紙となりますが、光沢紙に比べて光沢を抑えた用紙になります。ギラギラしたイメージではなく落ち着いたイメージでポスターを作成したい場合はこちらの用紙となります。また、画像なども綺麗に印刷できる点と、室内の照明の反射が光沢紙と比較すると少ない事から、少しグレードを上げた学会ポスターやイベントの告知用のポスターなどに使用されます。
屋外用ポスターはココが凄い!
上にご紹介させて頂きました用紙とはまた違った性能を持つのが「屋外用ポスター紙」です。
こちらは「溶剤合成紙」というものを使用します。
上で説明させて頂きました用紙によるポスター印刷は「水性インクジェットプリンター」というものを使用します。文字通り使用するインクは「水性インク」となり、水性インクは、染料または顔料を水に溶かしたもの、一般的には環境負荷が少ないとされています。
印刷の際には対応用紙に印刷を行い、インクが用紙に浸透していきます。
溶剤合成紙は「溶剤インクジェットプリンター」を使用して印刷を行います。溶剤系インクは有機溶剤に顔料が溶けたものとなっており、印刷後に溶剤が揮発する事でインクを定着させます。
水性インクでの印刷と比較すると耐候性が優れ、耐水性も付加されますので、屋外で使用するポスターとして利用する事が出来るというわけです。
水に濡れても大丈夫!
溶剤合成紙で印刷を行った「屋外用ポスター」は画像のように水をかけてもインクが滲んでしまったり用紙が破れてしまったりという事はありません。また、合成紙という用紙の特性上、一般的なポスター用紙と比較しても破れにくい素材になっておりますので、カッターなどで切れ目が入っていない限り、簡単に手で破るような事も出来ません。

また、溶剤プリンターで印刷されたポスターは日照条件にもよりますが対候性も高く、色あせなども水性プリンターで印刷されたものよりも少なくなります。
◆溶剤合成紙を使用した「屋外ポスター」の用途
・選挙ポスター | ・屋外イベント用ポスター | ・飲食店店頭ポスター |
・A型看板内に入れるポスター | ・フードイベントメニュー | ・施設案内ポスター |
・防災マップ | ・キッチンカー用メニュー | ・ライブ会場ポスター |
PP加工で耐久性アップ
また、先にご紹介させて頂きました用紙(厚手マット紙・光沢紙・半光沢紙)にはPP加工を施すことが可能となります。
屋内で短い期間使用する場合なら不要となりますが、なるべく長く使用したい場合はPP加工をする事をおススメしています。
また、いずれも水性のインクジェットプリンターでポスター印刷を行いますので、表面にPP加工が施されていない場合、物が当たったり何かが擦った場合、用紙が削れてしまったり、印字面にキズが付きやすくなっています。
PP加工を行う事でそういったリスクを軽減し、尚且つ日焼けで色が変色してしまう事を防ぎ、結果的に耐久性を上げる事が出来ます。
片面のみの加工となりますが、こちらの加工を行う事で、多少の水滴などがついても表面であれば紙がふやけてしまうという事はありません。ただし裏面には加工されていないため、裏面に水滴などが付いた場合には用紙の破れに繋がります。
つやが出るもの、つや消しのものなど、PP加工にもバリエーションがあります。
ポスター印刷のサイズについて
ポスターのサイズは定型サイズと不定形サイズがありますが、定型サイズについては以下の数値となります。
A0サイズ | 841mm×1189mm |
A1サイズ | 594mm×841mm |
A2サイズ | 420mm×594mm |
A3サイズ | 297mm×420mm |
A4サイズ | 210mm×297mm |
B0サイズ | 1030mm×1456mm |
B1サイズ | 728mm×1030mm |
B2サイズ | 515mm×728mm |
B3サイズ | 364mm×515mm |
B4サイズ | 257mm×364mm |

上記でご紹介させて頂いたのはあくまで「定型サイズ」となります。ロール紙のインクジェット印刷機で印刷を行いますので、用紙の幅に収まれば長尺のポスターも作る事が出来ます。学会ポスターなどで使用される900mm×1800mmというサイズのポスターや2m、3mといった長さの紙製の横断幕も作成出来ますので、会合の演題幕や送別会、歓送迎会などで一日だけ使用する幕なども1枚から作成する事が出来ます。
ポスター印刷の価格について
レスキュープリントでのポスター印刷の価格については以下の通りとなります。
▶マットコート紙(普通紙)
低コストながら厚手でコシのある印刷用紙です。
ポスター価格 | B3・A2 | B2・A1 | B1・A0 | B0 |
---|---|---|---|---|
1枚 | 3,410 円 | 3,740 円 | 4,400 円 | 5,170 円 |
2〜4枚 | 2,200 円/枚 | 2,640 円/枚 | 3,410 円/枚 | 3,850 円/枚 |
5枚 | 2,090 円/枚 | 2,200 円/枚 | 2,640 円/枚 | 3,410 円/枚 |
▶光沢紙・マット光沢紙
光沢紙は表面がツルツルしている用紙。光沢がある分、インクの色再現性がとても高く鮮やかな表現が可能です。マット光沢紙は落ち着いた雰囲気となります。一般的なポスターで1番使用される用紙です。
ポスター価格 | B3・A2 | B2・A1 | B1・A0 | B0 |
---|---|---|---|---|
1枚 | 3,630 円 | 4,290 円 | 4,840 円 | 6,050 円 |
2〜4枚 | 2,420 円/枚 | 2,970 円/枚 | 3,630 円/枚 | 4,180 円/枚 |
5枚 | 2,310 円/枚 | 2,420 円/枚 | 3,080 円/枚 | 3,630 円/枚 |
▶耐水合成紙(厚手)
多少の雨なら大丈夫!破れにくい丈夫な用紙で、雨に濡れても大丈夫なので屋外使用の場合にお薦めです。
ポスター価格 | B3・A2 | B2・A1 | B1・A0 | B0 |
---|---|---|---|---|
1枚 | 4,180 円 | 4,290 円 | 5,500 円 | 6,270 円 |
2〜4枚 | 2,970 円/枚 | 3,410 円/枚 | 4,290 円/枚 | 5,170 円/枚 |
5枚 | 2,420 円/枚 | 3,080 円/枚 | 3,630 円/枚 | 4,840 円/枚 |
表示金額はいずれも税込み価格となります。
PP加工につきましては別途御見積させて頂きます。
レスキュープリントでは店舗での打ち合わせも可能です
レスキュープリントは岐阜県(岐阜市)と愛知県(名古屋市・一宮市)で合計3店舗を展開しています。東海地区のお客様に関しては店頭にて直接スタッフとご相談、打ち合わせが可能です。最寄りの店舗へお電話頂き、ご来店頂く日時をお伝えいただければスタッフが対応いたします。

尚作成したポスターは配送による全国対応も可能です。ご安心してご相談ください。
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Profile:
坂下大輔
コピンピア一筋21年。会社随一のアイデアと閃きで、社内外に向けたいくつもの企画を成功に導き社長賞を何度も受賞。知識よりも感覚で仕事をするのが好きで、簡単なデザインならデザイナーに依頼せずに自分で作成してしまうことも。社員旅行では宴会ではしゃぎ過ぎる一面も持ちながら、息子の影響でFC岐阜とお寺巡りにはまっている。日本酒が大好きなのに焼酎が飲めないという変わったお酒好き。